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冬の石垣島でダイビングは寒い?気候・水温・装備の実情を徹底紹介

熱帯魚、ダイビング

冬の石垣島の気候と
ダイビングシーズンの特徴

マンタダイビング、

冬の時期に「南国・石垣島でダイビングしても大丈夫?」と不安に感じる人は少なくありません。しかし、実際には「冬だから潜れない」ということはなく、適切な装備と準備があれば快適に海を楽しめます。

本記事では、石垣島の冬(12月〜3月)における気候、水温、必要な装備や楽しみ方を総合的に解説します。泳げるかどうかだけでなく、「冬ならでは」の海の魅力や注意点もふまえてお伝えします。

この記事はこんな方に…
◆冬の石垣島でダイビングを計画している方
◆水温や気候、装備について不安がある方
◆冬でも楽しめるマンタ・海の魅力を知りたい方
◆寒さ対策やおすすめショップを探している方

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冬の石垣島の気温と天気傾向

石垣港離島ターミナルの海の風景

石垣島の冬(12月〜2月)は、平均気温で見ると本州に比べてかなり穏やかです。たとえば12月の平均気温は約20〜22℃、最高で24℃前後、最低で17℃前後というデータがあります。1月〜2月もおおよそ15〜22℃あたり。

ただし、冬場は北風や季節風の日が多く、風が強いと体感温度がぐっと下がるので注意が必要です。海から上がった後や港で待つ間など、羽織るものや風を防げる服装は持っておきましょう。

また、冬は観光客が少なく、夏のような混雑もなく、比較的ゆったり過ごせるのも石垣島の冬の良さです。

 

石垣島の冬の水温はどのくらい?
月別比較(12月・1月・2月・3月)

体験ダイビング、ウェットスーツ、服装、器材

海のコンディションで最も気になるのが水温ですが、石垣島の冬でも水温は比較的高めを保っています。

月別の水温
・12月:およそ 24〜25℃前後
・1月:平均で23〜23.5℃/最も冷え込む時期でも21〜22℃を下回ることはあまりない
・2月:平均23℃前後/最低でも21.6℃、水温が20℃を下回ることはめったにない
・3月:水温平均24℃前後

つまり、冬の石垣島では「水温が24℃近く」ということで、温水プールに近い海の感覚とも言えます。

ただし、水温だけで快適さが決まるわけではありません。水温が下がることで、海の透明度が上がることが多く、夏のように濁りがちではなく「クリアで美しい海」が楽しめるという大きなメリットがあります。

 

冬のダイビングは「最悪」なのか?
実際の声と評判

冬の海、波、海況、水温

ネット上や口コミで「冬の石垣島ダイビングは最悪」「つまらない」といった言葉も時に見られます。しかし、このようなネガティブな評判は、主に「水着・ラッシュガードだけで海に入ろうとした」「風・寒さ対策を怠った」など、装備や準備が不十分だったケースに多いようです。

一方で、冬でも適切なウェットスーツ(5mmなど)や防寒対策をして潜っているダイバーからは、「透明度がとても高く、魚影も濃い」「観光客が少ないのでゆったり潜れる」「マンタやウミウシなど、冬ならではの海の生き物に会えた」といった高評価の声が多く挙がっています。

つまり「冬は最悪」と決めつけず、事前に海況・水温・天気を確認し、適切な準備をすることで、むしろ「冬ならでは」の良さを満喫できるのです。

 

冬の石垣島で見られる海の魅力とは

アオウミウシ、マクロ生物、ウミウシ

石垣島のダイビングでは、冬ならではの生物に出会えます。

 

マンタに会えるのは冬?
冬期のマンタ遭遇の確率とおすすめスポット

マンタ ダイビング

石垣島では、実は冬〜春にかけてが「マンタ観察のチャンス期」と言われることがあります。真夏の海があまり透明でない時期に比べ、冬は水がクリアになりやすく、海中のプランクトンが減ることでマンタも比較的見つけやすくなるためです。

また、黒島やパナリ島など、南側や風裏になるポイントでは、冬でもマンタの遭遇情報が数多く報告されています。

冬に比較的安定して潜りやすく、かつマンタの目撃が報告されやすいのは、黒島・パナリ方面や、南側の風裏ポイントです。北風が強い日には北側のポイント(島の北岸や川平湾付近)は波が高くなりがちですが、風裏になる南側なら比較的穏やかで、安全に楽しめます。

このように、冬でもマンタ狙いのダイビングは十分可能。特に静かで透明度の高い海で、大物に出会えるチャンスがあるのは、冬ならではの魅力です。

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冬でも狙いやすい!主なマンタスポット紹介

マンタ

冬でも比較的アクセスしやすく、マンタ遭遇の可能性が報告されている主なスポットは以下の通りです。これらのポイントは、たとえ本格的なダイビングでなくても、シュノーケリングや水面観察でマンタに出会える可能性があり、比較的狙いやすいスポットとしておすすめです。

マンタスポット①黒島V字ドロップ
黒島エリア 中でも西側の「黒島V字ドロップ」:冬場にマンタ観察に有望なポイントとして紹介されることが多く、プランクトンを捕食しに水面近くにマンタが現れることがあります。
マンタスポット②パナリ島周辺
新城島(パナリ)周辺:黒潮の影響も受けやすく、冬でもマンタが回遊する可能性あり。離島ゆえ混雑が少なく、ゆったり観察できることも魅力です。

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冬のダイビングで見られる海の生き物たち
回遊魚からマクロ生物まで

ミゾレウミウシ、ウミウシ

冬の石垣島では、夏とは異なる海中の魅力があります。水温や水質の変化により、回遊魚や大きめの魚、さらにマクロ生物など、多彩な海の生き物に出会える可能性が高まります。

冬は水温がやや下がることで、サンゴの根周辺よりも「砂地」「浅場」「根の隙間」などに生き物が集まりやすくなります。このため、いわゆる“マクロ派”にとっては狙い目の季節です。実際、冬の石垣島ではウミウシ、小型のゴビー(ハゼ類)、甲殻類などが多く観察されます。プランクトンの減少で透明度が上がり、水中撮影がゆっくりと楽しめるのも冬の醍醐味です。

一方で、冬でも回遊魚や中〜大型の魚との出会いも期待できます。たとえば、イソマグロの群れやドチョウマグロ、グルクンの群れなどが見られることがあり、ダイナミックな海中世界を楽しめる日もあります。特に、離島周辺や透明度の高いポイントでは、これらの魚たちが群れで回遊する姿を捉えやすいようです。

このように、冬の石垣島では「大物狙い」だけでなく、「マクロ生物」や「魚群・回遊魚」「群れ」をじっくり楽しむダイビングが魅力となります。季節による海の変化を楽しみたい方には、冬の海はむしろおすすめです。

 

冬のダイビングを
快適に楽しむための装備と準備

ウェットスーツ、レクチャー、ダイビング、ボート

気温が低くなる冬では、適切な装備と防寒対策があれば快適に潜れます。事前準備を整えて冬のダイビングを楽しみましょう。

 

冬の石垣島で必要なダイビングスーツは?

ダイビング、冬の海、ウェットスーツ、フェリー

冬の水温が23℃前後である石垣島では、夏のような薄手のスーツでは厳しい場合があります。多くの現地ショップでは、5mmのウェットスーツ+フードベスト、あるいは防寒性を重視するならドライスーツを推奨しています。

また、水温が下がるとエントリー直後や水面移動の時に冷えを感じやすいため、スーツの下にインナーを入れる・フード付きベストやボートコートを活用するなどの工夫が重要です。

 

ウェットスーツとドライスーツの使い分け

体験ダイビング、ウェットスーツ、服装、器材

ウェットスーツ(5mm前後):冬でもっとも一般的。水温23℃前後の海に対応可能で、浮力や動きやすさのバランスも良好。

ドライスーツ:水温が低め・風が強い日・体が冷えやすい人向け。特に水面での待機時間やボート上が寒く感じる日には安心感が高い選択です。

ショップによってはレンタルでドライスーツや防寒用ベストを貸し出しているので、事前に確認するのがおすすめです。

 

寒さ対策に必須のアイテムと工夫

体験ダイビング,ウミガメシュノーケリング

冬ダイビングでは、スーツだけでなく、その他アイテムや工夫も重要です。特に水面での移動や船上での待ち時間、風にさらされたあとなど、体温低下を防ぐ対策が快適さを左右します。

 

フード・グローブ・インナーの選び方

ボート、ダイビング

防寒アイテムの選び方
・フードベスト:首回り・頭部を保温でき、体全体の体温低下を防ぎます。特に冬場や風が強い日には効果的。
・インナー(ラッシュガードやスパッツなど):ウェットスーツの下に着ることで保温性アップ。冷えやすい人には必須です。
・グローブ/ブーツ等:水中や移動時の冷えを防ぎたい場合は有効。特に長時間潜る方や水温下限に近いと感じる方は検討したいアイテムです。
・ボートコートやウィンドブレーカー:海から上がってから風を防ぎ、体が冷えるのを防ぐために必携。

また、夏のように日差しが強い日もあるため、水中だけでなく紫外線対策(日焼け止め・ラッシュガードの長袖)も忘れずに。冬でも紫外線には注意が必要です。

 

初心者にやさしい冬営業の
ダイビングショップの選び方

体験ダイビング,ウミガメシュノーケリング

冬の石垣島は観光客が減り、夏に比べてゆったりとした環境で潜ることができます。そのため、経験が浅い人や初めてのダイビングでも比較的安心です。また、冬用の装備(ウェットスーツ、ドライスーツ、フードベスト、防寒具など)をレンタル対応しているショップが多く、「道具を持っていなくても安心」という点で初心者にはありがたい季節です。

そして、北風が強い日は潜れるポイントが限定される可能性があるため、「風裏のポイントに強い」「その日の海況でポイントを柔軟に変更してくれる」ようなショップを選ぶことが重要です。

また、水中の透明度や生き物、マクロダイブに強いショップも冬にはおすすめ。冬特有の海の魅力を知っているショップを選ぶことで、満足度の高い体験につながります。

 

ダイビング宿泊パックの
メリットと選び方のポイント

ホテル ベッド ゲストハウス ドミトリー

冬は観光全体としてオフシーズンにあたるため、ホテル・宿泊料金やレンタカー料金、ダイビングツアー料金などが比較的抑えめになる傾向があります。

宿泊パック付きのツアーでは、宿泊とダイビングがセットになっていて、移動や手続きの手間が省け、効率よく旅を楽しめます。また、冬は観光客が少ないため、希望のホテルや島内の宿泊施設を確保しやすいのもメリットです。

選ぶ際は、以下のようなポイントをチェックしておくと良いでしょう!

①冬季に営業しているかどうか(年末年始、1月〜2月など)

②ダイビングポイントの選定が柔軟か(風向き・海況に応じて変更できるか)

③防寒装備のレンタルがあるか(ウェットスーツ、ドライスーツ、ボートコートなど)

④宿泊場所と港やショップが近いか(移動の負担が少ないか)

これらを満たしていれば、初めての冬ダイビングも安心して楽しむことができます。

 

冬の石垣島でダイビング以外も楽しめる?
おすすめアクティビティ

シュノーケリング ウミガメ

冬の石垣島のクリアな海でダイビングだけではない、おすすめのアクティビティをご紹介します。

 

冬でも楽しめる!
石垣島のシュノーケリング

シュノーケリング

ダイビングほど深く潜らないシュノーケリングでも、冬の石垣島は十分楽しめます。水温23〜24℃前後であれば、5mmウェットスーツを着れば快適に泳げるという声も多く、実際に冬のシュノーケルやスノーケリングツアーを実施しているショップもあります。

また、冬は海の透明度が高く、夏よりクリアな海中世界を楽しめる可能性が高いため、シュノーケリングでも「石垣ブルー」を満喫できます。さらに混雑が少ないため、小さな子どもや初心者を連れてのんびりと海を楽しみたい人にも向いています。

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ダイビング以外の観光
グルメ・過ごし方の提案

ランチ グルメ

ダイビングや海遊びだけでなく、冬の石垣島は「観光」「自然散策」「グルメ」「リラックス旅」にもぴったりの季節です。観光客が少ないため、人気のホテルやヴィラが取りやすく、ゆったりとした島時間を楽しむことができます。

また、風が冷たい日や海に入らない日には、島内散策、地元グルメ、島ならではの文化体験などもおすすめです。レンタカーでの移動がしやすく、アクセスしやすいスポットも多いため、自由度の高い旅を組みやすいのも冬の魅力です。

さらに、冬の石垣島は台風のリスクが低く、天気が安定しやすい点も見逃せません。天候に左右されにくい旅ができるので、海だけでなく旅行全体を楽しみたい人には特におすすめのシーズンです。

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石垣島冬ダイビング
よくある質問(FAQ)

Q.冬の石垣島で本当にダイビングできますか?

はい、可能です。平均水温は23〜24℃あり、5mmウェットスーツやドライスーツで快適に潜れます。寒さ対策が重要です。

Q.マンタに会えるチャンスはありますか?

冬でも黒島・パナリ方面ではマンタの遭遇率が高く、透明度も良好なため観察に向いています。

Q.初心者でも冬の石垣島で潜れますか?

はい、初心者向けに冬用装備が整ったショップも多く、少人数制で丁寧にサポートしてくれるので安心です。

 

まとめ

石垣島のテーブル珊瑚、ダイビング

石垣島の冬は気温・水温ともに穏やかで、適切な装備があればダイビングやシュノーケリングを快適に楽しめます。

透明度が高く、生き物も多彩な冬の海では、マンタやマクロ生物との出会いも魅力。オフシーズンならではの静けさやお得感もあり、“冬の石垣ブルー”を満喫する絶好の季節です。

このコラムが、冬の石垣島ダイビングを検討するあなたの判断材料となれば幸いです。

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T.Furuike

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